友人の結婚
過日、高校時代の友人の結婚式に出席した。
最近の結婚式は、長々とスピーチするおっさんも余りいないし、料理も以前に比べるとマシになっているし、引き出物も実用性があるので、昔よりは格段に良くなった。
ただ、私は結婚という儀式には全く興味がない。
転職する前の会社は私などの受験戦争の敗者は傍流であり、一流大学出身者がとても多かった。彼らは受験戦争の勝利者であるが、勝ち続ける事は容易なことではない。
要するに会社の中でも出世を目指す訳だが、結婚を出世目的に利用する輩を私は何人も見てきた。
典型的な例として「上司の娘との見合い」なんてのがある訳だが、コネ入社の多い所だったので見合いではなく、「上司の娘と恋愛結婚」なんていうパターンが多かったのである。
そういう例に限って、不思議な事に相手の女性にも「この男を利用してやろう」という魂胆が見え隠れする場合がある。セレブに近付きたいだとか、金銭的な欲を満たすためとか色々あるのだが、一番多いのが「周囲に対する見栄」なんだな。
前の彼氏と別れた直後の結婚が多いのは心が弱っている所にハートがジャストミートしたからなのだろうが、前の彼氏に対する見栄もかなりある。また、同期の同僚や先輩後輩、学生時代の交友関係に対する見栄もあるだろう。「こんなにイイ男を捕まえたのよ」というわけだ。
派閥の論理と同じように、こういう結婚はお互いのメリットが消滅した際に呆気なく終わる。具体的に言えば女性の方が妊娠した場合。元々結婚した動機が不純なのだから仕様がないのだが、男が浮気に走る事になる。そして、女房の方も見栄を張る必要がなくなり、「なんで子供なんか産まなきゃいけないの?」と思うようで、互いの内面そっちのけでやれ、「相手の家柄が良くない」だの、「料理が下手」だのと互いの難所を罵り合う。そして、しばしば、その火の粉は会社に飛び火して我々関係のない者までを巻き込む訳で、こっちにしてみりゃ「はた迷惑」なのだ。
そんなカップルを3組も見れば結婚への夢は壊れる。扶養控除もなくなるだろうから、表面的な結婚のメリットはだんだんと少なくなるだろう。私の周囲を見ると大雑把に1年以内に離婚する奴が20%、3年以内で半数程度(3年を超えれば熟年まで何とか続くようだが)という感じだろうか。成田離婚を回避しても道は険しい。
何とも情けない話だが、「好きな女と一緒に暮らす」のであれば結婚という形式に囚われる必要なぞないと思ってしまうのだ。
ま、そんな事を考えるほど相手がいる訳じゃないんだけどね(爆)
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